ここでは、電気専攻の大学生が「第三種電気主任技術者」の試験に最短で合格を目指します。
現在(5月29日)、試験日は(8月22日)3か月で2科目合格を目指します。
電験三種とは、「第三種電気主任技術者」の資格試験です。「電検」などと呼ばれています。
この資格を獲得することで、電圧が5万ボルト未満の事業用電気工作物(出力5千キロワット以上の発電所を除く)を取り扱うことが出来ます。
世間の高圧受電をしている施設の約90%以上が電験三種の資格でまかなわれています。
企業なども電気主任技術者を募集している所は多く、この資格がありプラス経験があれば職に困ることはないと思います。
これほど需要があるがゆえに、電験三種の資格の難易度はとても高いです。
なんと、合格率は毎年だいたい10%以下です。
電気主任技術者とは
電気主任技術者になれば、発電所や変電所、それに工場、ビルなどの受電設備や配線など、電気設備の保安監督という仕事に従事することができます。
電気主任技術者は社会的評価が高い資格です。
電気主任技術者の資格は、取り扱うことができる電圧によって、第一種から第三種までの3種類あります。
第一種 | すべての事業用電気工作物 |
第二種 | 電圧が17万ボルト未満の事業用電気工作物 |
第三種 | 電圧が5万ボルト未満の事業用電気工作物 (出力5千キロワット以上の発電所を除く) |
科目合格制度
試験は科目ごとに合否が決まります。
4科目すべてではなく、一部の科目にのみ合格した場合は、科目合格となり、以降2年間は申請により試験が免除されます。
なので、3年以内に4科目を合格する方法もあります。
1年目にやっかいな「法規」だけを確実に科目合格しておいて、2年目で「理論」「電力」「機械」に集中して合格を目指す人もいます。
ちなみに僕は
今年に、理論と電力の2科目取得を目指します。
来年に、機械と法規を取得するつもりです。
なので、取得は2年体制です!
試験内容
試験は4科目に分けられており、科目別に試験を行います。
各科目の解答方式は、マークシートに記入する五肢択一方式です。
科目名と科目の内容
科目名 | 科目の内容 |
理 論 | 電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測 |
電 力 | 発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配線を含む。)の設計及び運用並びに電気材料 |
機 械 | 械電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理 |
法 規 | 電気法規(保安に関するものに限る。)及び電気施設管理 |
の4科目です。必要な勉強時間は、約1000時間と言われています。
「理論」は全ての基礎になっているので、必ず始めに勉強してください。
「理論」が理解できていないと、「機械」や「電力」の内容を理解することは出来ません。
そして、最後に「法規」を勉強します。
法規は暗記しなければならない内容が多いので、勉強から期間が空くと忘れてしまいます。
なので、試験から期間の空かない最後に勉強するのがオススメです。
オススメの勉強の順番は、理論→電力・機械→法規です。
合格基準
試験の合否は科目別に判定されます。
4科目すべてに合格すれば電験三種合格となります。
目安としては、各科目とも60点以上ですが、試験が難しい場合は合格点が引き下げられることもあります。
オススメの参考書
オススメのポイント
●論点をやさしい言葉でわかりやすく説明!
コンパクトにまとまったわかりやすい記述で、初学者でもSectionを細かくわけているので、スキマ時間にも学習しやすい!
●カラーで見やすい図や板書で、パッと見てわかる!
フルカラーで見やすい図版とこだわり抜いた板書で、重要事項がパッと見てわかります。復習の際にも効果バツグン!
●別冊問題集とリンクすることで、効率的な実力養成ができる!
教科書を学習したあとに奇問・難問を排除し厳選した過去問題を解くことで効率的に力が身につきます。また、教科書と問題集に分解でき、復習の際にも使いやすい!
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