夏休み【読書感想文】青空のむこう

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ブログを大学生で運用しているtaiyo(@暇な大学生ブログ)です。

夏休みが始まり、読書感想文の宿題がある人は多いのではないでしょうか?

そこで今回は、僕が中学校に読んで印象に残っている本の感想文を紹介します!

あらすじ

 主人公のハリーはまだ小学生。交通事故に遭い命を落とし天国に行く。そこは死者の国と呼ばれ、この世に未練を残した者はここでさまようことになる。彼方の青い世界=the great blue yonderに行くには未練にけりを着けなければならない。彼は、事故にあう前に姉のエギーと口論をし、そのまま天国に旅立ってしまい、その事を気にしていた。それが、彼のこの世の未練と知り、この世に戻って、何とか姉のエギーと会い、最後に口汚く罵った事をあやまろうとする。ついに彼は最後の力を振り絞り、鉛筆で字を書いて姉と交信することに成功し、死者の国から、彼方の青い世界に旅立って行く。 本中、おもしろいのは、死者の国からまたさらに行く「彼方の青い世界」が、また生まれ変わるための再生の場所として定義されているところだ。そこは断崖絶壁で、下には青い海ならぬ、生命の力の海であり、そこに飛び込むことによって、自分の魂は何かの生命の一部に生まれ変わるのだ、と説いているところだ。けっしてどこかの三文小説のように、誰かに生まれ変わって、あるいはまた同じお母さんの子供として生まれ変われる、などとは書いてなく、ある意味死後の世界にそんな甘い希望を持つなという警告すら感じられて、それがより現実味を持っていて良い。恐らく、この筆者の言うとおり、我々の死後は、全魂がそっくり誰かに生まれ変わることはないのだと思う。何かの一部となり、魂は生き続けるのだろうと思う。

この本を読んで考えさせられること

死後の世界について

日々の大切さについて

感想文

 皆さんは、もし今日が人生の最後の日になってしまうとしたら後悔すると思いますか。僕は、絶対に後悔をしてしまうと思います。なぜこの様な事を思ったのか、それはこの本を読んで色々考えるきっかけが出来たからです。

 「人は死んだら楽になると思っている。だけど絶対そんな事は無い。」最初にこんなことが書いてありました。本心ではないと思いますが、学校でも「死にたい」と言っているのをたまに耳にします。確かにその時は、嫌で逃げ出したいが故に、軽く口にしてしまうのだと思います。でも、その先のことを考えるときっと嫌なことがあった分、楽しいこともあるのではないでしょうか。そして何より、亡くなる自分よりも家族はもちろん、周りの人達が悲しむことを忘れてはいけないと思います。そう思っていれば簡単には「死にたい」などと口にはできないはずです。

 「ぼくが死んだら、きっと後悔するんだから。」これは、主人公のハリーが姉と喧嘩をして言ってしまった言葉です。そして、ハリーはこの言葉を最後にして亡くなってしまい、彼はすごく後悔をしました。

 僕にも姉がいますが、よく喧嘩をします。そうすると、つい心にもない言葉を言って傷つけてしまう事もあります。そして、自分が悪いと分かっていても素直になれず意地を張って謝らずに終わって過ごしてしまいます。これからは、ハリーのような後悔をしない為にも、姉とのちょっとした会話などに気をつけていけたらと思いました。

 みなさんは、「家族とは何か」と聞かれたら何と答えますか。家族とは何なのか、その答えを簡単に見出すことは難しいのかもしれません。しかし、家族のあり方は色々ですが、きっとその「家族」はそれぞれにとって掛け替えのないものなのだと思います。今後もそれはずっと変わることはないのではないでしょうか。

 そして僕は家族の存在が気になり、母に「家族ってどんな存在なの。」母は「家族って空気のようなものだわ。」といいました。この本を読む前は、空気は気にならないなんでもないものだと、ただ思っただけでした。この本を読んだ後には、母が言った空気とは普段は決してその大切さを意識することはないけれど、なくてはならない存在なんだとわかりました。簡単な言葉に大切な想いが込められていると思いました。いつも当たり前の様に存在しているけれど、いざ「なくなる」となったら大きな悲しみに包まれます。それが、きっと「家族」なのだと思います。この普段何気なく過ごしている毎日がとても大切な1日であるということがわかりました。

 「1日を大切に」みなさんも頭ではきっと分かっているのではないでしょうか。僕も分かっているつもりですが、つい今日やると決めた事でも「明日でもなんとかなるな」。と先延ばしにしてしまう事が多々あります。毎日は必ずやってきて、時間は何も考えなくても必ず過ぎて行きます。1日について深く考えることなんて殆ど無いと思います。しかし、この1日がどれほど大切なことなのかをまた改めてこの本が教えてくれました。皆さんも、時間さえあればいろいろなことができたのにと後悔をすることがあったのではないでしょうか。1日は、24時間もあると考えられるし、24時間しか無いとも考えられます。そして、その1日はもう二度と取り戻す事のできない時間だと思うことが大切だと実感しました。いつ何が起こるのかは誰にも分からないし、もしかしたら明日生きているのか死んでいるのかも分かりません。そんな時に後悔だけはしたくないと思うのは、皆んな一緒だと思います。その為には、その日のうちに常にやり残したことは無いのか、やらなければならないことは無いのかを自分に問いかけて考えていきたいと思います。

 皆さんもいつまでも生きられるわけでもないし、限られた命なのでどんな人でもどんな時でも1日を大切にしないといけません。僕は、そう感じました。

 死者の国を、きっと誰もが1度は想像したことがあるのではないでしょうか。死んだらどこへ行くのか、どうなるのかなんて誰も分かりません。分からないからこそ怖いのは当然だし、やり残した事があるのに死にたくはないでしょう。しかし、決められた運命を変える事は出来ず、いつ亡くなるのかも分かりません。そのような世界で僕達は生きています。どんな事をしても死による家族の悲しみは減らす事は出来ません。だから、せめて僕は自己満足かもしれませんが、これから家族といる時や友達といる時、皆んなでたわいもない話をしている時など、ありふれた時間をもっと大事にしようと思います。こうする事で自分への後悔は少しでも減らせて、おのずと成功する道を開くことができると思うからです。

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